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痴鈍
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ちどん
ふりがな文庫
“
痴鈍
(
ちどん
)” の例文
痴鈍
(
ちどん
)
な童、故あって、郷里にもうとまれ、とかく、
肉親
(
はらから
)
たちとも、折合いのむずかしい者故、長く、当家の下僕のうちになと、飼いごろしに
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
直ぐに彼女からは
下品
(
げひん
)
な陳腐なもの、意地惡い、
痴鈍
(
ちどん
)
なものとなつて返つて來るのだと分つたときにも、また——私は、決して落着いた堅實な家は持てない。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
解らなかない、解ってるよ。なれないにきまってるんだ。
憚
(
はばか
)
りながらここまで来るには相当の修業が
要
(
い
)
るんだからね。いかに
痴鈍
(
ちどん
)
な僕といえども、現在の自分に対してはこれで
血
(
ち
)
の
代
(
しろ
)
を
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
だが鈍重で
痴鈍
(
ちどん
)
で感じの
鈍
(
にぶ
)
い、まるで私の趣味には合はないものだつた。私はよろこんで彼女に正業をはじめるに十分な金を與へて、ちやんと、あの女と手を切つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
鈍
常用漢字
中学
部首:⾦
12画
“痴”で始まる語句
痴
痴呆
痴者
痴漢
痴人
痴情
痴愚
痴話
痴戯
痴態