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田部
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たなべ
ふりがな文庫
“
田部
(
たなべ
)” の例文
次手
(
ついで
)
に岳北の四湖を眺め、青木ヶ原の一端をものぞいて見ようというので、四月八日の午後十一時に
田部
(
たなべ
)
君と共に東京駅を出発した。
春の大方山
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
追分の宿に帰ったら、思いがけず
田部
(
たなべ
)
重治さんが来ていられた。
越後
(
えちご
)
の湯沢とかへ
兼常
(
かねつね
)
さんやなんかとスキイに行かれたお帰りだとか。皆と高崎で別れて、お一人だけわざわざこちらに寄られた由。
雉子日記
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
友人の
田部
(
たなべ
)
君や
其
(
その
)
他の多くの人人のように、登山の意義とか、山は如何に自分を影響しつつあるか、或はあったか、というような哲学的見地とでもいいますか
登山談義
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
そうした
考
(
かんがえ
)
で私は友人
田部
(
たなべ
)
、森の二君と
倶
(
とも
)
に三人の人夫を伴い、越中小川の谷から
黒薙
(
くろなぎ
)
川の北又に入り、支流
恵振
(
いぶり
)
谷を遡って、白馬岳の北に
尚
(
な
)
お八千尺近い高度を保ちながら
北岳と朝日岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
想えば私の登山慾は、明治三十八、九年をさかいとして
稍
(
やや
)
間歇的になった。それが二、三年の後
田部
(
たなべ
)
君と識るようになって、
復
(
また
)
ぶり返した形である。同君は初め海の讃美者であった。
秩父のおもいで
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
▼ もっと見る
自分は石榴の花をぼんやり見詰めながらそんなことを考えていた。そこへ折よくも訪れて来たのは
田部
(
たなべ
)
君である。同君も
矢張
(
やはり
)
五月の秩父の旅で受けた深い印象を忘れ兼ねたのであろう。
釜沢行
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
それは
田部
(
たなべ
)
君も言ったけれども、われわれはどうも昔のことをひどくいいように覚えているのです。木なんかでも実際はそれ程でもなかったろうと思うが非常に大きかったように覚えている。
木曾御岳の話
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
“田部”の意味
《名詞》
田部(でんぶ)
部首「⽥」で分類した漢字の一群。
(出典:Wiktionary)
“田部”の解説
田部(たべ)とは、日本の古墳時代に設けられた土地や人民の支配制度の一つで、ヤマト王権が直接支配した人民のうち屯倉(みやけ)で耕作した者を指す。
(出典:Wikipedia)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“田部”で始まる語句
田部井
田部芳