甘糟あまかす)” の例文
熊谷直実くまがいなおざね蓮生れんしょうをはじめ、甘糟あまかす太郎忠綱、宇都宮うつのみや頼綱、上野こうずけ御家人ごけにん小四郎隆義、武蔵の住人弥太郎親盛やたろうちかもり、園田成家なりいえ、津戸三郎為盛ためもり
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今晩雨になるのも又一興だよ、ねえ、甘糟あまかす
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そういう特殊な職分の中にあって、ほねずいまで信念にしている三平、天蔵の二人であった。で、いま一方の甘糟あまかす三平が
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山県やまがた、小山田、甘糟あまかす、その他の宿将の多くは老い、多くは歿し、いま残っているものは、その次代のちゃくか、乃至ないしはまた、往年の父信玄が直属のつわものとは
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
越後の名臣と、世間から定評あるものは、宇佐美、柿崎、直江、甘糟あまかすだといわれているし、甲州の四臣として有名なものには、馬場、内藤、小畑おばた高坂こうさかがある。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甘糟あまかす三平は、側衆そばしゅうまで取次ぎを申し出て、控えで湯など飲んでいたが、いつまでも沙汰がないので
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甘糟あまかす三平は腰をあげて降りて行った。山の中腹で、下から来る百駄の輸送隊と出会った。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長尾遠江守——中条越前守——柿崎和泉守——甘糟あまかす近江守——宇佐美駿河守——和田喜兵衛——石川備後びんご——村上左衛門尉義清——毛利上総介かずさのすけ——鬼小島弥太郎——阿部掃部かもん——直江大和守——鮎川摂津守せっつのかみ——高梨政頼——新発田しばた尾張守
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)