トップ
>
甘粛
>
かんしゅく
ふりがな文庫
“
甘粛
(
かんしゅく
)” の例文
『大清一統志』一八一に
甘粛
(
かんしゅく
)
の馬踪嶺は
峻
(
けわ
)
しくて道通ぜなんだが、馬をこの山に失い
蹟
(
あと
)
を追うてたちまち
婺州
(
むしゅう
)
に達してより道が開けたと
出
(
い
)
づ。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
特
(
こと
)
に
此
(
この
)
年
(
とし
)
はタメルラン大兵を起して、道を
別失八里
(
ベシバリ
)
(Bisbalik)に取り、
甘粛
(
かんしゅく
)
よりして乱入せんとするの事あり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と、
帷幕
(
いばく
)
へよびつけ、汝は一軍を引率して、
剣閣
(
けんかく
)
(
陝西
(
せんせい
)
・
甘粛
(
かんしゅく
)
の省界)の道なき山に道を作れと命じ、悲調な語気で
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
成吉思汗
(
ジンギスカン
)
が、
甘粛
(
かんしゅく
)
省のトルメカイで死んだというのみで、その後彼の墓がいずこか分らないのも、おそらく
此処
(
ここ
)
へ運ばれたのではないかといっている。
人外魔境:03 天母峰
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
潼関から上流の三千余キロというものは、河南、山西、
陝西
(
せんせい
)
、
甘粛
(
かんしゅく
)
の黄土層を流れてくる。
我が人生観:05 (五)国宝焼亡結構論
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
此
(
この
)
事
(
こと
)
明史
(
みんし
)
には其の外国伝に、朝廷、
帖木児
(
チモル
)
の道を
別失八里
(
ベシバリ
)
に仮りて兵を率いて東するを聞き、
甘粛
(
かんしゅく
)
総兵官
(
そうへいかん
)
宋晟
(
そうせい
)
に勅して
儆備
(
けいび
)
せしむ、とあるに過ぎず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“甘粛(
甘粛省
)”の解説
甘粛省(かんしゅくしょう、中国語:甘肃省、拼音:Gānsù Shěng、英語:Gansu)は、中華人民共和国北西部に位置する省。省都は蘭州市。人口は約2502万人。
(出典:Wikipedia)
甘
常用漢字
中学
部首:⽢
5画
粛
常用漢字
中学
部首:⾀
11画
“甘粛”で始まる語句
甘粛省