“かんしゅく”の漢字の書き方と例文
語句割合
甘粛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成吉思汗ジンギスカンが、甘粛かんしゅく省のトルメカイで死んだというのみで、その後彼の墓がいずこか分らないのも、おそらく此処ここへ運ばれたのではないかといっている。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
潼関から上流の三千余キロというものは、河南、山西、陝西せんせい甘粛かんしゅくの黄土層を流れてくる。
このこと明史みんしには其の外国伝に、朝廷、帖木児チモルの道を別失八里ベシバリに仮りて兵を率いて東するを聞き、甘粛かんしゅく総兵官そうへいかん宋晟そうせいに勅して儆備けいびせしむ、とあるに過ぎず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)