トップ
>
瓜生
>
うりゅう
ふりがな文庫
“
瓜生
(
うりゅう
)” の例文
今ここへ来かかった二人の娘は、その賄組の
瓜生
(
うりゅう
)
長八の娘お北と、黒沼伝兵衛の娘お勝で、いずれも明けて十八の同い年である。
半七捕物帳:69 白蝶怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
瓜生
(
うりゅう
)
ノ
衛門
(
えもん
)
だが、あれはもうだいぶ年をとってしまったから、あまり役には立たんだろうが、ま、よく面倒をみておやりなさい。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
も一つは
瓜生
(
うりゅう
)
岩子銅像の側にある宗因、芭蕉、其角の句碑、文化六年観音堂の北方、人丸堂の前へ俳人菜英の建てたもの。
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
彼曰く「節母烈婦あり、
然
(
しか
)
りて後孝子忠臣あり、楠、菊池、
結城
(
ゆうき
)
、
瓜生
(
うりゅう
)
諸氏において、これを見る」と。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
また、戦争の光景や、大将、中将の似顔を
描
(
か
)
いた「ウチオコシ」が非常に流行した。黒木大将や、大山、野津、乃木、
瓜生
(
うりゅう
)
海軍中将などの似顔と名を覚えたのも、その頃であった。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
▼ もっと見る
もう一つは、今、彼の立っている所から東へ真っ直に、志賀山越えの裏街道をとり、白河の上流から
瓜生
(
うりゅう
)
山の
麓
(
ふもと
)
をあるいて、薬師堂の辺りからそこへ行き着くという道も選べる——
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがてわらべ達の唄声が次第に遠く消えて行く頃、
瓜生
(
うりゅう
)
ノ
衛門
(
えもん
)
、右手より現れる。丘の上の人影をそっと
窺
(
うかが
)
うようにみている。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
「
瓜生
(
うりゅう
)
、瓜生っ」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手前は実はちょうど、家内と一緒になる積りでおりましたもので、それから間もなく
瓜生
(
うりゅう
)
の山へ帰ってしまいました。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
瓜
漢検準1級
部首:⽠
6画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“瓜生”で始まる語句
瓜生保
瓜生山
瓜生峠
瓜生野
瓜生岩子
瓜生梅村