“瓜生山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うりゅうやま50.0%
うりゅうざん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口惜くちおしくすら武蔵は思って、そのいきさつをただすと、又八は、三年坂の旅籠はたごで出会ったことから、過ぐる夜、瓜生山うりゅうやまで再び会って、ふと出来心のように、江戸へ駆落ちする相談を決め
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銀閣寺の別当なにがしの閑宅であったが、ちょうどいているというので、過ぐる夜の——武蔵と瓜生山うりゅうやまで別れたあの翌日から、烏丸家の口添えで、お通のためにしばらく借りうけたものだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白河越えは、これから瓜生山うりゅうざんの尾根へ降って、一乗寺の南へ出る道。——ここまでは登りづめであったのが、あとは一路くだって行くばかりとなる。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)