トップ
>
瑞相
>
ずいそう
ふりがな文庫
“
瑞相
(
ずいそう
)” の例文
農作成功のまじないとする
風
(
ふう
)
があって、それには外部からこういって来る者のあることを、一つの
瑞相
(
ずいそう
)
として歓迎したのであった。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
果してそれからというもの、文覚の身に
瑞相
(
ずいそう
)
が現れた。吹き荒ぶ冷い嵐も彼には春の微風と思われ、凍る滝壺の水も湯のように感じられた。
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
お小遣をおくんなすったりして、本当に優しくして下さるよと
然
(
そ
)
ういったら、
母親
(
おふくろ
)
が涙ぐんで、あゝ有難いことだ、そういうお方が
在
(
い
)
らっしゃるのはお前が奉公の出来る
瑞相
(
ずいそう
)
だから
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
日により、或は光線によって、起きぬけの額がすらりと晴れて見えると、伸子はその日一日、正しい心で暮せる
瑞相
(
ずいそう
)
のような喜びを感じた。何の工合か、陰翳が濃く現れていると、暫く陰気になった。
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
“瑞相”の意味
《名詞》
めでたい兆し。吉兆。
兆し。前兆。
人相が福福しいこと。
(出典:Wiktionary)
“瑞相”の解説
瑞相(ずいそう、サンスクリット:
Pūrva-nimitta)は、めでたい出来事として起きる前触れ現象を意味する仏教用語。吉兆と同義。瑞験とも。
仏教寺院の落慶法要や入仏開眼法要などにおける瑞雲(ずいうん。気象用語:彩雲)や日暈(ひがさ、にちうん)のほか、地震なども瑞相の一つとされる。
(出典:Wikipedia)
瑞
漢検準1級
部首:⽟
13画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“瑞”で始まる語句
瑞西
瑞々
瑞典
瑞
瑞祥
瑞兆
瑞巌寺
瑞穂
瑞枝
瑞気