“瑜伽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆが63.6%
ゆか9.1%
ナル・ヨル9.1%
ユカ9.1%
ヨーガ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この叡空上人は大原の良忍上人りょうにんしょうにん附属ふぞく円頓戒相承えんどんかいそうじょうの正統であって、瑜伽ゆが秘密の法に明かに当代に許された名師であった。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
和田仁十郎以下の門人達は白衣びゃくえを着て、その旛の下、壇の周囲に坐して「大威怒鳥芻渋麽儀軌だいぬちょうすうじゅうまぎき経」、「仏頂尊勝陀羅尼」、「瑜伽ゆか大教王経」、「妙吉祥平等観門大教主経」等の書巻を膝の上にもって
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
気がつくと、瑜伽ナル・ヨル秘密修験サン・ナクの大密画のある、うつくしい部屋にかされていた。黄色い絹の天蓋に、和闐ホータン絨緞じゅうたん。一見して、活仏げぶつの部屋であるのが分る。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それに、もう一つ法水さん、永い間かかって自然科学が征服したものと云うのが、カバラ教や印度インド瑜伽ユカ派の魔術だけに過ぎないと云うこともね……
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
昔者、印度に瑜伽ヨーガと稱する苦行の學徒ありき。彼等の爲すところは實に今の人を戰慄せしむるに足るものなりき。而かも是の如き苦行は彼等にとりて即ち解脱の道也、無上の淨樂也。
美的生活を論ず (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)