“理詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りづめ71.4%
りづ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
理詰りづめで判断はできるが、自分はだいたいの見地けんちよりこの問題を見る力なく、取捨しゅしゃ去就きょしゅうに迷うゆえ、いわゆる先輩の判断をうというならば
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
調書は法律知識のある判検事が理詰りづめで作上げたものであるから、前後一貫、些の矛盾や破綻を示さない。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)
次郎は、こうした理詰りづめの言葉がつづけばつづくほど、かえって道江の苦悩くのうの深さを感じた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
せっかくご天覧いただいているところで失敗してはたまりませんよ。と云って火のわざですから、失敗せぬよう理詰りづめにはしますが、その時になって土を割ってみない中は何とも分りません。
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)