トップ
>
珈琲店
>
カフエー
ふりがな文庫
“
珈琲店
(
カフエー
)” の例文
珈琲店
(
カフエー
)
や歯医者を忘れる分には
差支
(
さしつかへ
)
ないが、細君と丸善とだけは何時迄も覚えてゐて貰ひたい。彼等は学校教師にとつての二大人格だから。そして
尋
(
つい
)
でに蚤もまた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
独身者の倶楽部のようになっている行きつけの
珈琲店
(
カフエー
)
の椅子で、この、個人欄に出ている小さな広告を読みながら、アンドルウ・ヘルグラインは、紙面から眼を離さずに
斧を持った夫人の像
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
宿屋や
珈琲店
(
カフエー
)
へ入ると、女給仕が急に
飴
(
あめ
)
ちよこのやうな甘い
笑窪
(
ゑくぼ
)
を見せてちやほやしてくれた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
或時
珈琲店
(
カフエー
)
で落合つた
悪戯
(
いたづら
)
な友達の一人が、打明けなければかうすると言つて、首を
縊
(
し
)
めにかゝると、
件
(
くだん
)
の日本画家は川向ふの天主教の尼さんに
聴
(
きこ
)
えないやうに
低声
(
こごゑ
)
で
加之
(
おまけ
)
に京都
訛
(
なまり
)
で
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
神戸高商にはこんな人達が多いと見えて、或教授は歯医者へ行く途中、
咽喉
(
のど
)
が乾いて仕方がないので(学校教員だとて咽喉の
涸
(
かわ
)
かぬといふ法はない)
珈琲店
(
カフエー
)
へ飛び込んで、
立続
(
たてつゞ
)
けに紅茶を二杯飲んだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
珈
漢検1級
部首:⽟
9画
琲
漢検1級
部首:⽟
12画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“珈琲”で始まる語句
珈琲
珈琲茶碗
珈琲屋
珈琲沸
珈琲碗
珈琲卓
珈琲挽
珈琲皿
珈琲碾
珈琲館