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猿橋
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えんきょう
ふりがな文庫
“
猿橋
(
えんきょう
)” の例文
「いやな声が聞えるじゃないか、耳のせいか知らないが、甲州の
猿橋
(
えんきょう
)
の下へつるされたやえんぼうが、ちょうど、あんな声を出していたよ」
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
猿橋
(
えんきょう
)
あたりへ来ると、窓から見える山は雨が降っているらしく、
模糊
(
もこ
)
として煙霧に
裹
(
つつ
)
まれていたが、次第にそれが深くなって冷気が肌に迫って来た。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
猿橋
(
えんきょう
)
辺から
出沢
(
すざわ
)
にかけて防戦したが、勝頼落延びたりと見届けると、岡の上に馬を乗り上げ、「六孫王
経基
(
つねもと
)
の嫡孫摂津守頼光より四代の孫源三位頼政の後裔馬場美濃守信房」
長篠合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
元より、貪慾好色なあぶれ者は、思いがけなく小仏の
暗
(
やみ
)
にまぎれ込んだ妖花の一輪を、存分になぐさみ揉みにじッて、甲府か
猿橋
(
えんきょう
)
あたりの
廓
(
くるわ
)
にでも売り飛ばそうという腹にちがいない。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“猿橋”の解説
猿橋(さるはし、えんきょう)は、山梨県大月市猿橋町猿橋にある桂川に架かる刎橋。国の名勝に指定されている。
(出典:Wikipedia)
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“猿”で始まる語句
猿
猿轡
猿臂
猿股
猿若町
猿楽
猿猴
猿蓑
猿公
猿廻