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狼狽
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まごまご
ふりがな文庫
“
狼狽
(
まごまご
)” の例文
狼狽
(
まごまご
)
している私の前へ据えた手先を見ると、
華奢
(
きゃしゃ
)
な蒼白い手で、薬指に
燦
(
きら
)
と光っていたのは本物のゴールド、リングと見た。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
『
鈍痴漢
(
とんちんかん
)
の、
薄鈍
(
うすのろ
)
な
奴等
(
やつら
)
、
薬
(
くすり
)
も
糸瓜
(
へちま
)
もあるものか、
馬鹿
(
ばか
)
な、
軽挙
(
かるはずみ
)
な!』ハバトフと
郵便局長
(
ゆうびんきょくちょう
)
とは、この
権幕
(
けんまく
)
に
辟易
(
へきえき
)
して
戸口
(
とぐち
)
の
方
(
ほう
)
に
狼狽
(
まごまご
)
出
(
で
)
て
行
(
ゆ
)
く。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
と
狼狽
(
まごまご
)
して案内の女に応援を乞うた時、唐紙の向うで、勿体ぶった女の声で
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“狼狽”の意味
《名詞》
狼 狽(ろうばい)
思わぬ出来事に遭い、慌てること。
(出典:Wiktionary)
狼
漢検準1級
部首:⽝
10画
狽
漢検準1級
部首:⽝
10画
“狼狽”で始まる語句
狼狽者
狼狽方
狼狽気味
狼狽敷
狼狽眼
狼狽居士
狼狽驚愕