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犬飼現八
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いぬかいげんぱち
ふりがな文庫
“
犬飼現八
(
いぬかいげんぱち
)” の例文
染之助の信乃は、相手の
犬飼現八
(
いぬかいげんぱち
)
と、烈しい立ち廻りをしながら、
隙
(
すき
)
のあるごとに私の方へ、燃ゆるような
流瞥
(
ながしめ
)
を送っているのですよ。
ある恋の話
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
その
中
(
うち
)
の一枚は八犬伝の一節で、
犬塚信乃
(
いぬづかしの
)
と
犬飼現八
(
いぬかいげんぱち
)
が
芳流閣
(
ほうりゅうかく
)
の上で闘っておりますところで、今一つは
阿古屋
(
あこや
)
の
琴責
(
ことぜ
)
めの舞台面になっております。
押絵の奇蹟
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
馬琴
(
ばきん
)
の『八犬伝』のうちに、
犬飼現八
(
いぬかいげんぱち
)
が
庚申山
(
こうしんざん
)
で山猫の妖怪を射る
件
(
くだり
)
がありますが、それはこの『申陽洞記』をそっくり書き直したものでございます。
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
犬山
道節
(
どうせつ
)
が森鴎外で、色は黒、花では
紫苑
(
しおん
)
。
犬飼現八
(
いぬかいげんぱち
)
は森田思軒で、紫に
猿猴杉
(
えんこうすぎ
)
。犬塚
信乃
(
しの
)
が尾崎紅葉で
緋色
(
ひいろ
)
と
芙蓉
(
ふよう
)
。犬田
小文吾
(
こぶんご
)
が幸田露伴、栗とカリン。大法師が坪内逍遥で白とタコ。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
彼は又、
曾
(
かつ
)
て読んだ八犬伝の
中
(
うち
)
で、
犬飼現八
(
いぬかいげんぱち
)
が
庚申山
(
こうしんざん
)
に分け入るの一段を思い出した。現八は
柔術
(
やわら
)
に達していたので、岩の多い
難所
(
なんじょ
)
を安々と飛び渡ったと書いてある。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
飼
常用漢字
小5
部首:⾷
13画
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
“犬飼”で始まる語句
犬飼
犬飼星
犬飼七夕譚