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片鐙
ふりがな文庫
“片鐙”の読み方と例文
読み方
割合
かたあぶみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたあぶみ
(逆引き)
ハッと気が付いて、「しまった。
向後
(
きょうこう
)
気をつけます、御免なさいまし」と
叩頭
(
おじぎ
)
したが、それから「
片鐙
(
かたあぶみ
)
の金八」という
渾名
(
あだな
)
を付けられたということである。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
……
動悸
(
どうき
)
に波を打たし、ぐたりと手をつきそうになった時は、
二河白道
(
にがびゃくどう
)
のそれではないが——石段は幻に白く浮いた、
卍
(
まんじ
)
の馬の、
片鐙
(
かたあぶみ
)
をはずして
倒
(
さかさま
)
に落ちそうにさえ思われた。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
乗るには不自由でも、乗ってしまえば、
片鐙
(
かたあぶみ
)
でもさしつかえないふうに見えた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
片鐙(かたあぶみ)の例文をもっと
(3作品)
見る
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
鐙
漢検準1級
部首:⾦
20画
“片”で始まる語句
片
片隅
片手
片端
片頬
片方
片時
片側
片膝
片足
“片鐙”のふりがなが多い著者
幸田露伴
吉川英治
泉鏡花