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片臂
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かたひじ
ふりがな文庫
“
片臂
(
かたひじ
)” の例文
「趙雲は、先帝以来の功臣、蜀の
棟梁
(
とうりょう
)
たる者であった。大きくは国家の損失であるし、小さくは、わが
片臂
(
かたひじ
)
を落されたようなここちがする」
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
郡内
(
ぐんない
)
のふとんの上に
掻巻
(
かいまき
)
をわきの下から羽織った、今起きかえったばかりの葉子が、はでな
長襦袢
(
ながじゅばん
)
一つで東ヨーロッパの
嬪宮
(
ひんきゅう
)
の人のように、
片臂
(
かたひじ
)
をついたまま横になっていた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
衣服を
袒
(
かたぬ
)
ぎながら、関羽は
瘡
(
きず
)
を病んでいる
片臂
(
かたひじ
)
を医師の手にまかせ、なお右手では碁盤に石を打っていた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
臂
漢検1級
部首:⾁
17画
“片”で始まる語句
片
片隅
片手
片端
片頬
片方
片時
片側
片膝
片足