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燈籠
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とうろ
ふりがな文庫
“
燈籠
(
とうろ
)” の例文
新字:
灯籠
上滝
(
かうたき
)
のお父さんの命名なりと言へば、
一風
(
いつぷう
)
変りたる名を好むは遺伝的趣味の一つなるべし。書は中々
巧
(
たく
)
みなり。歌も句も
素人
(
しろうと
)
並みに作る。「
新内
(
しんない
)
に
下見
(
したみ
)
おろせば
燈籠
(
とうろ
)
かな」
学校友だち
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
やがて彼女の手より閃めき出でし蘭法
附木
(
つけぎ
)
の火、四方に並べし
胡麻
(
ごま
)
燈油の
切子硝子
(
きりこ
)
燈籠
(
とうろ
)
に入れば、天井四壁一面に架け
列
(
つら
)
ねしギヤマン鏡に、何千、何百となく映りはえて、二十余畳にも及ぶべき室内
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
六十になりて母無き
燈籠
(
とうろ
)
かな
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
黒くをどりはひるまの
燈籠
(
とうろ
)
『春と修羅』
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
山寺は星より高き
燈籠
(
とうろ
)
かな
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
人魂
(
ひとだま
)
は消えて
梢
(
こずゑ
)
の
燈籠
(
とうろ
)
かな
点心
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
燈
部首:⽕
16画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“燈籠”で始まる語句
燈籠台
燈籠売
燈籠寺
燈籠流
燈籠祀
燈籠臺
燈籠門