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熟知
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じゅくち
ふりがな文庫
“
熟知
(
じゅくち
)” の例文
嗚呼
(
ああ
)
、先生は我国の
聖人
(
せいじん
)
なり。その
碩徳
(
せきとく
)
偉業
(
いぎょう
)
、宇宙に
炳琅
(
へいろう
)
として内外幾多の新聞
皆
(
みな
)
口を
極
(
きわ
)
めて
讃称
(
さんしょう
)
し、天下の人の
熟知
(
じゅくち
)
するところ、予が
喋々
(
ちょうちょう
)
を要せず。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
それは、秀吉が、戦場における家康を見て、初めて、モチにも網にもかからない男だと知ったのでなく、戦わざるうちから、家康の何者なるかを、
熟知
(
じゅくち
)
していたためだった。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俊寛 (せき込む)しかし
清盛
(
きよもり
)
殿の意志が三人を
都
(
みやこ
)
へ呼び
戻
(
もど
)
すにあるとしたら。主人の意志を果たすがほんとうの忠実なる使者でしょう。あなたは主人の意志を
熟知
(
じゅくち
)
していられましょう。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
信長には、近代人的な知識もあるとともに、信念のみでは押しきれない難しい政治面の
苦衷
(
くちゅう
)
も充分味わっているので、光秀の才分は、よく彼を
賞
(
ほ
)
める秀吉以上
熟知
(
じゅくち
)
しているはずだった。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
熟
常用漢字
小6
部首:⽕
15画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
“熟”で始まる語句
熟
熟々
熟睡
熟視
熟柿
熟練
熟〻
熟慮
熟考
熟議