トップ
>
然様
>
さよう
ふりがな文庫
“
然様
(
さよう
)” の例文
旧字:
然樣
そんなら野菊や山路菊や竜脳菊で足りるだらうと云はれゝばそれも
然様
(
さよう
)
である、富士菊や戸隠菊を賞してそれで足りる、それも然様である。
菊 食物としての
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
然様
(
さよう
)
でございますよ。その翌晩も亦私が睨むと申すのです。昨夜は自分が悪かったが、今夜は交際で
晩
(
おそ
)
くなったんだから、そんなに怖い顔を
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
然様
(
さよう
)
でございますか? 何だかお
強請
(
ねだり
)
致したようで
真正
(
ほんとう
)
に恐縮でございます。坊や、有難うを仰有い」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
奴僕
(
ぬぼく
)
の
中
(
うち
)
の心のあらい者は、主人を神とも思っているから、
然様
(
さよう
)
でござる、それは一段と味も勝り申そうと云い、少し物わかりのした者は、それは
酷
(
むご
)
いとは思ったが
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
相手が
上手
(
うわて
)
だったから
敵
(
かな
)
わない、一応は降参して、
向後
(
きょうこう
)
然様
(
さよう
)
なところへはまいりませぬと謝罪して済んだが、そこには又あやしきは男女の縁で、
焼木杭
(
やけぼっくい
)
は火の着くこと
疾
(
はや
)
く
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
追うて歩きます。
然様
(
さよう
)
、四十頭も五十頭も出ますかな。勢いの好かものですばい。ボシタと申すのは敵を滅したという意味です。御承知のごと八幡さまは
軍
(
いくさ
)
の神さまじゃけん……
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「何故に、
然様
(
さよう
)
なさりませねばならぬと固くは御思いになりまする?」
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「はあ、
然様
(
さよう
)
で。然様でございますか」
好人物
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「イエ、
然様
(
さよう
)
のものでもござりませぬ。」
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
然様
(
さよう
)
なれば山下様」
嫁取婿取
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“然様”で始まる語句
然様々々
然様〻〻