“無（みな）” の例文

取られて取られて、とうとう、のう、御主人へ持って行（ゆ）く、一樽のお代を無（みな）にしました。処で、自棄（やけ）じゃ、賽の目が十（とお）に見えて、わいらの頭が五十ある、浜がぐるぐる廻るわ廻るわ。

草迷宮 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

“無”の解説

無（む、无）とは、ないこと、存在しないこと。事物あるいは対象となる事柄が有を成さないといった様態及び概念。物体が物質的構成を成さないこと。一切の否定を一般化した表現。対義語は有。「定義されていない（未定義）」事とは意味合いが異なる場合がある。
(出典:Wikipedia)

無	常用漢字 小４ 部首:⽕ 12画