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焚香
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ふんこう
ふりがな文庫
“
焚香
(
ふんこう
)” の例文
病褥
(
びょうじょく
)
は片づけても薬の香や
寝臭
(
ねぐさ
)
いものが漂っているのを
畏
(
おそ
)
れて、
焚香
(
ふんこう
)
のかわりに取りあえず、この一花をもってそれを
浄
(
きよ
)
めたものであろうと。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
焚香
(
ふんこう
)
の匂いなどもにおってくる。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そして、こんな急場というのに、香炉を移して、死者の前にすえ、
焚香
(
ふんこう
)
合掌して、その前に、黙祷をあげているのだった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼はひとり
焚香
(
ふんこう
)
静坐して、長巻の極意
書
(
がき
)
をしたためていたらしい。
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その時、彼は亡家の墓に
焚香
(
ふんこう
)
しながら
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“焚香(
焼香
)”の解説
焼香(しょうこう)とは、仏教において、香を焚くこと。特に、仏や死者に対して香を焚いて拝むこと。焚香ともいう。塗香に対する言葉。
(出典:Wikipedia)
焚
漢検準1級
部首:⽕
12画
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
“焚”で始まる語句
焚
焚火
焚木
焚付
焚物
焚附
焚口
焚殺
焚死
焚落