すい)” の例文
とかく合いかねるは人の身のつばめ、今まで見ていた廬生ろせいの夢も一すいの間に覚め果てて「アアまた情ない身の上になッたかナア……」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
のぼるとそこは広前のやみ、拝殿に一すい御明みあかしがさびしく。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)