トップ
>
瀞八丁
>
どろはっちょう
ふりがな文庫
“
瀞八丁
(
どろはっちょう
)” の例文
決して
瀞八丁
(
どろはっちょう
)
などと風景の
詮議
(
せんぎ
)
をする
閑人
(
ひまじん
)
の命名ではなく、実際生活と交渉があるので名ができたものである。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
大洋と
濃緑
(
こみどり
)
の山と草木の重々しき重なりの連続であり、
殊
(
こと
)
に
九里峡
(
くりきょう
)
と
瀞八丁
(
どろはっちょう
)
の両岸に
生
(
お
)
い茂る草木こそは、なるほど人間と恋愛するかも知れないところの柳が今なお多く存在しているらしく
大切な雰囲気:03 大切な雰囲気
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
この蘇川峡のみを
以
(
もっ
)
てすれば、その
岩相
(
がんそう
)
の
奇峭
(
きしょう
)
は
豊
(
ほう
)
の
耶馬渓
(
やばけい
)
、
紀
(
き
)
の
瀞八丁
(
どろはっちょう
)
、
信
(
しん
)
の天竜峡におよばず、その水流の急なること
肥
(
ひ
)
の
球磨
(
くま
)
川にしかず、
激湍
(
げきたん
)
はまた筑後川の
或個処
(
あるかしょ
)
にも劣るものがある。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
ツルは熊野の北山川の
瀞八丁
(
どろはっちょう
)
のトロと同じく、滝に落ちんとしてしばらく
湛
(
たた
)
えた静かなる水ではなかったかと思うが、今ではとにかくに出流などの字を宛てて、
岨
(
そわ
)
の下の狭い流れの
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“瀞八丁”の解説
瀞八丁(どろはっちょう)は、和歌山県新宮市と奈良県吉野郡十津川村、三重県熊野市の三県の境界を成す峡谷。瀞峡の下流である下瀞の上流にあたり、熊野川水系北山川上流の玉置口・洞天門から田戸までの区域をいう。
峡谷の両岸に高さ50mにおよぶ断崖、巨石、奇岩、洞窟が1km以上続く日本屈指の景勝渓谷で、国の特別名勝、および天然記念物に指定されている。
(出典:Wikipedia)
瀞
漢検準1級
部首:⽔
19画
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
“瀞”で始まる語句
瀞
瀞峡