“激発”のいろいろな読み方と例文
旧字:激發
読み方割合
げきはつ60.0%
ふりおこ20.0%
エラン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上ずった声が、方々から激発げきはつして、中には、主君の御無念さを思うと、じっとしていられない、慟哭どうこくして、人影に沈んで嗚咽おえつする者もあった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「日を詛う者」とは日を詛う術者のことである。「レビヤタン」は日月蝕を起す怪獣であって「レビヤタンを激発ふりおこすに巧なる者」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
……私はこの勇ましい小鳥のまえに、その愛の激発エランのまえに、思わず蕭然と襟を正した。——愛は死よりも強い。それによってのみ生活はささえられ、またおし進められる
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)