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温順
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すなお
ふりがな文庫
“
温順
(
すなお
)” の例文
どうしてもこうしても
温順
(
すなお
)
に
此方
(
こち
)
の身を
退
(
ひ
)
くよりほかに思案も何もないか、ああないか、というて今さら残念な、なまじこのようなことおもいたたずに
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
どうでしょう、高瀬君、今度塾へ御願いしました
伜
(
せがれ
)
の奴は。あれで弟と違って、性質は
温順
(
すなお
)
な方なんですがネ。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あなたはいつも沈着で
敬虔
(
けいけん
)
な
温順
(
すなお
)
な人物であるのに、どうしてそんなに、野獣などのように怒り狂っているのです。気をおつけなさい。悪魔の声に耳を傾けてはならない。恐れてはならない。
世界怪談名作集:05 クラリモンド
(新字新仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
何ごとも皆
天運
(
まわりあわせ
)
じゃ、
此方
(
こち
)
の了見さえ
温順
(
すなお
)
に
和
(
やさ
)
しくもっていたならまた好いことの廻って来ようと、こうおもって見ればのっそりに半口やるもかえって好い心持
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
順
常用漢字
小4
部首:⾴
12画
“温”で始まる語句
温
温和
温泉
温柔
温気
温暖
温味
温泉宿
温泉場
温習