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渡金
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めつき
ふりがな文庫
“
渡金
(
めつき
)” の例文
渡金
(
めつき
)
を
金
(
きん
)
に通用させ様とする
切
(
せつ
)
ない工面より、真鍮を真鍮で
通
(
とほ
)
して、真鍮相当の侮蔑を我慢する方が
楽
(
らく
)
である。と今は考へてゐる。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
多くの先輩が
金
(
きん
)
に見えた。相当の教育を受けたものは、みな
金
(
きん
)
に見えた。だから自分の
渡金
(
めつき
)
が
辛
(
つら
)
かつた。早く
金
(
きん
)
になりたいと
焦
(
あせ
)
つて見た。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
全く彼れ自身に特有な思索と観察の力によつて、次第々々に
渡金
(
めつき
)
を自分で剥がして
来
(
き
)
たに
過
(
す
)
ぎない。代助は此
渡金
(
めつき
)
の大半をもつて、
親爺
(
おやぢ
)
が
捺摺
(
なす
)
り付けたものと信じてゐる。其
時分
(
じぶん
)
は
親爺
(
おやぢ
)
が
金
(
きん
)
に見えた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“渡”で始まる語句
渡
渡船
渡世
渡舟
渡殿
渡場
渡頭
渡渉
渡口
渡船場