“淫佚(いんいつ)” の例文
七出というのは、子無きが一、淫佚(いんいつ)が二、舅姑(きゅうこ)に事(つか)えざるが三、口舌(くぜつ)多きが四、盗窃が五、妬忌(とき)が六、悪疾(あくしつ)が七である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
芸術と美と(大袈裟(おおげさ)に祭り上げた芸術と美と)の名のもとに、国民的淫佚(いんいつ)を覆(おお)い隠している——しかも一方には、真理だの科学だの知的義務などの名のもとに
俺は人一倍求愛の心が強いので放蕩も一倍とはげしく、淫佚(いんいつ)振りはわれながら眼を蔽いたいほどだった。期待せぬと言いつつ、娼婦の心の中に真実を追い求めて日夜狂奔していたのに相違ない。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)