“いんいつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淫逸73.3%
淫佚20.0%
婬逸6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貞節の士の夢のごとき淫逸いんいつ美妙なエジプトの舞踏を東方の蓮葉女はすっぱおんならがやるのを、終日ながめて暮らすトルコ人のように僕は作られてるのだ。
芸術と美と(大袈裟おおげさに祭り上げた芸術と美と)の名のもとに、国民的淫佚いんいつおおい隠している——しかも一方には、真理だの科学だの知的義務などの名のもとに
その代りに彼は東羅馬ローマの滅亡の内的要因となっておった放恣ほうし婬逸いんいつを受け取った。人間の病毒が知らぬ間にその人の全身を犯しているように、この新鋭の国を腐敗せしめたのである。
文明史の教訓 (新字新仮名) / 大隈重信(著)