海象せいうち)” の例文
『あそこなら海豹あざらしも何千となくびはねているし、足もとには海象せいうちがねむっているんだもの。漁はたしかで、おもしろいにちがいないわ!』
ケノフスキーは赤い海象せいうちのような顔をゆがめて愕いたが、それでもドレゴの申出を諒解してここでは話もならぬからといって、飛行機を下りた。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
壱岐守は四十五歳だそうであるが、絵で見た海象せいうちのように肥満し、坐っているのも苦しそうであった。
この人たちは、『死人のたましいは、海象せいうちの頭といっしょに踊らせておけばいい』という、この人たちなりの信仰しんこうに従って考えていたのです。心も、も、歌と踊りにばかり向けられていました。