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海草
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うみくさ
ふりがな文庫
“
海草
(
うみくさ
)” の例文
娘は、赤い絵具で、白い蝋燭に、魚や、貝や、また
海草
(
うみくさ
)
のようなものを産れつき誰にも習ったのでないが上手に描きました。お爺さんは、それを見るとびっくりいたしました。
赤い蝋燭と人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
武家の娘の
生
(
き
)
一本に世を知らぬ、そして知らぬがゆえに強い弥生の恋情よりも、あら浪にもまれもてあそばれて寄って来て
海草
(
うみくさ
)
の花のような、あくまでも受身なお艶という可憐な姿に
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
強い日光に照りつけられた海水の反映が室の壁と天井とに
絶間
(
たえま
)
なく波紋の
揺
(
うご
)
く影を
描
(
ゑが
)
いてゐる。窓の上に巣を作つてゐる燕が、幾羽となく海の方へ飛んで行つては
海草
(
うみくさ
)
のちぎれを
喙
(
ついば
)
んで来る。
海洋の旅
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
どこかでゆれてゐる
海草
(
うみくさ
)
の匂ひがかすかに一めんに
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
“海草”の意味
《名詞》
海草(かいそう)
海水の中に生息する種子植物。海藻(藻)とは異なる。うみくさ。
海中に生える藻や草の総称。うみくさ。
(出典:Wiktionary)
“海草”の解説
海藻
海草(かいそう、en: Seagrass)は、水草の一種で、海域に生育する種子植物。
胞子で繁殖する藻類の「海藻」とは特徴が大きく異なる。しかし「海藻」と同音異義語で、しばしば両者の混同を招く場合があるため、区別の観点から海草を「うみくさ」と呼ぶこともある。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“海”で始まる語句
海
海岸
海嘯
海鼠
海苔
海老
海月
海原
海辺
海人