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海神
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わたつみ
ふりがな文庫
“
海神
(
わたつみ
)” の例文
これは紛れもなく
海神
(
わたつみ
)
の宮の
口女
(
くちめ
)
であり、また猿の
肝
(
きも
)
の昔話の
竜宮
(
りゅうぐう
)
の
海月
(
くらげ
)
であって、こういう者が出てこないと、やはり話にはなりにくかったのである。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
海神
(
わたつみ
)
の宮の話があると、それはどこかの地方的勢力、または海中の島国のことであると考える。
八股蛇
(
やまたのおろち
)
の物語があるとそれは賊軍を征服せられたことだという。
神代史の研究法
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
「みどり児の
乳乞
(
ちこ
)
うがごとく、
天
(
あま
)
つ水仰ぎてぞ待つ、あしひきの山のたをりに、
彼
(
こ
)
の見ゆる
天
(
あま
)
の白雲、
海神
(
わたつみ
)
の沖つ
宮辺
(
みやべ
)
に、立ち渡りとの
曇
(
ぐも
)
り合ひて、雨も賜はね」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
さて『古事記』にこれより先かの尊豊玉姫の父
海神
(
わたつみ
)
のもとより帰国の時一
尋
(
ひろ
)
の和邇に乗りて安著し
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
いなばの兎の話、鯛の喉から釣り針を取る
海神
(
わたつみ
)
の宮の話、
藤葛
(
ふじかずら
)
の
衣褌
(
きぬはかま
)
や弓矢に花の咲く
春山霞男
(
はるやまのかすみおとこ
)
の話、玉が女に化する
天
(
あめ
)
の
日矛
(
ひぼこ
)
の話、——これらを我々はお伽噺と呼び得ぬであろうか。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
▼ もっと見る
こゝに
迫
(
せま
)
りて
海神
(
わたつみ
)
が
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
恋があり夫婦があり親子があった
海神
(
わたつみ
)
の国が、地上的な不完全さを漸次払い落とし、煩悩なき浄光の土の観念を漸次取りいれつつ、ついに海底の国より天上の世界に発展して来たのである。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
“海神”の意味
《名詞》
海神 (かいじん、かいしん、わたがみ、わたつみ)
海におわす神。
(出典:Wiktionary)
“海神”の解説
海神(わたつみ、わだつみ、うながみ、かいじん)は、海を司る神。また、海に住んでいるという神。世界各地の神話においても比較的高位の神とされている場合が多い。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“海神”で始まる語句
海神社
海神祭
海神豊玉彦尊
海神山鬼来座中