トップ
>
浴帷子
>
ゆかた
ふりがな文庫
“
浴帷子
(
ゆかた
)” の例文
二人の客は、皆
浴帷子
(
ゆかた
)
の儘ではあるが、てんでに軍刀を持つて主人の後に続いた。三人が玄関に出たのは丁度太吉が二度目に叫んだ時であつた。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
十八九ばかりの書生風の男で、
浴帷子
(
ゆかた
)
に
小倉袴
(
こくらばかま
)
を穿いて、
麦藁
(
むぎわら
)
帽子を
被
(
かぶ
)
って来たのを、女中達が
覗
(
のぞ
)
いて見て、
高麗蔵
(
こまぞう
)
のした「
魔風
(
まかぜ
)
恋風」の
東吾
(
とうご
)
に似た書生さんだと云って騒いだ。
心中
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
石田は早く起きて、例の狭い間で
手水
(
ちょうず
)
を使った。これまでは日曜日にも用事があったが、今日は始て日曜日らしく感じた。寝巻の
浴帷子
(
ゆかた
)
を着たままで、
兵児帯
(
へこおび
)
をぐるぐると巻いて、南側の裏縁に出た。
鶏
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
石田は三枚持っている
浴帷子
(
ゆかた
)
を一枚
遣
(
や
)
った。
鶏
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
浴
常用漢字
小4
部首:⽔
10画
帷
漢検1級
部首:⼱
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“浴”で始まる語句
浴衣
浴
浴槽
浴室
浴客
浴衣地
浴衣姿
浴主
浴場
浴後