浅草おくやま)” の例文
旧字:淺草
でげすから、あっしは浅草おくやまときに、そうもうしたじゃござんせんか。まつくらい太夫たゆうでも、花魁おいらんならばものもの
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「お前さん、何かえ」と里好は用事でも思いだしたように立ち上がって、「これから浅草おくやまへ帰る気かね。わしゃもう米櫃がからだから一まわりして友だちをいたぶって来るが」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかも亀吉から前夜浅草おくやまで買った陰女やまねこに、手もなく敗北したという話の末、その相手が、かつて自分が十年ばかり前にいた「北国五色墨ほっこくごしきずみ」の女と、寸分の相違もないことまで聞かされては、歌麿は
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)