浅夜あさよ)” の例文
はやりかぜをおそれいましめてしぐれ来し浅夜あさよの床に一人寝にけり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
我が物とさばく檜綱ひづなのはらはらに鵜匠は鵜をぞ浅夜あさよあつかふ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ほのしろき浅夜あさよ不二ふじなれ帆柱の高きは青きをぞけたる
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
不二ヶ嶺はまた雪ならし笠雲の浅夜あさよは白くりゐ畳めり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
昼捕りし鯉の洗ひの水紅は大蒜にんにく磨りて浅夜あさよぶべし
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
浅夜あさよの白い花生薑
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この浅夜あさよ
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)