“流相”の読み方と例文
読み方割合
るそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春秋の流相るそうを、こんなふうに、あわられるところに、歴史の興味が今日にも読みとれるかも知れません。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
芸妓げいこの酌で置炬燵おきごたつも遊びの味なら、みぞれ雲に撥のえを響かせて、名利みょうりや殺刃や術策や、修羅しゅら風雲の流相るそうをよそに、こうして磧の夜霜から、およそ人間のすること、いたされることを
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、あまりに眼まぐるしい人生の流相るそうを見てしまった民衆たちは
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)