トップ
>
流丸
>
それだま
ふりがな文庫
“
流丸
(
それだま
)” の例文
覚めて考うれば口をきかれなかったはもしや
流丸
(
それだま
)
にでも
中
(
あた
)
られて亡くなられたか、
茶絶
(
ちゃだち
)
塩絶
(
しおだち
)
きっとして祈るを御存知ない
筈
(
はず
)
も無かろうに
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
新「アヽ何処から飛んで来たか鉄砲の
流丸
(
それだま
)
、お蔭で己は助かったが猟師が兎でも打とうと思って
弾丸
(
たま
)
が
反
(
そ
)
れたか、アヽ
僥倖
(
さいわい
)
命強
(
いのちづよ
)
かった、危ない処を
遁
(
のが
)
れた、
誰
(
たれ
)
が鉄砲を打ったか有難いことだ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
根津の廓からの
流丸
(
それだま
)
ならずば権君御持参の高帽子、と女中はてん/″\に浮立つゝ、
貯蓄
(
とつとき
)
のイラツシヤイを惜気もなく異韻一斉さらけだして、急ぎいでむかへて二度吃驚、男は純然たる山だし書生。
上野
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
すると
何処
(
どこ
)
から飛んで来ましたかズドンと一発鉄砲の
流丸
(
それだま
)
が、甚藏が今新吉を殺そうと出刃庖丁を振り
翳
(
かざ
)
している胸元へ
中
(
あた
)
りましたから、ばったり前へのめりましたが、片手に出刃庖丁を持ち
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
“流”で始まる語句
流行
流
流石
流眄
流暢
流布
流行唄
流浪
流転
流連