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みぬ
ふりがな文庫
“
洞察
(
みぬ
)” の例文
「なるほど、そんなことでもありましょうか、こりゃ、いかにも
大事
(
おおごと
)
だ。……でも、阿古十郎さん、あなた、あの都鳥を見ただけで、どうして、それだけのことを
洞察
(
みぬ
)
きました」
顎十郎捕物帳:03 都鳥
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
あんな
素知
(
そし
)
らぬ
顔
(
かお
)
をして
居
(
お
)
られても、一から十まで
人
(
ひと
)
の
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
を
洞察
(
みぬ
)
かるる
神様
(
かみさま
)
、『この
女
(
おんな
)
はまだ
大分
(
だいぶ
)
娑婆
(
しゃば
)
の
臭
(
くさ
)
みが
残
(
のこ
)
っているナ……。』そう
思
(
おも
)
っていられはせぬかと
考
(
かんが
)
えると
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「どうだ、阿古十郎。あの石井順庵が、これはコロリだと言い切ったのだが、与力筆頭の眼力はそんなチョロッカなもんじゃない。これは、なにかアヤがあると、たちまち
洞察
(
みぬ
)
いてしまった」
顎十郎捕物帳:05 ねずみ
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
どういう入りんだ事がらでも即座に
洞察
(
みぬ
)
いてしまう。
顎十郎捕物帳:21 かごやの客
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“洞察”の意味
《名詞》
洞察(どうさつ)
物事を優れた観察力で見抜くこと。
(出典:Wiktionary)
洞
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
察
常用漢字
小4
部首:⼧
14画
“洞察”で始まる語句
洞察力