“泊番”の読み方と例文
読み方割合
とまりばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お國は人目をはゞかり庭口のひらき戸を明け置き、此処こゝより源次郎を忍ばせる趣向しゅこうで、殿様のお泊番とまりばんの時には此処から忍んで来るのだが、奥向きの切盛きりもりは万事妾の國がする事ゆえ
実は召仕めしつかいのお國と宮野邊の次男源次郎ととくより不義をしていて、先月あとげつ廿一日お泊番とまりばんの時、源次郎がお國のもとへ忍び込み、お國と密々ひそ/\話して居る所へうっかりわたくしがお庭へ出て参り、様子を聞くと
殿様お泊番とまりばんに、源次郎がひそかにお國のもとへ忍び込み、明日みょうにち中川にて殿様を舟から突落し殺そうとの悪計わるだくみを、わたくし立聞たちぎゝをした所から、争いとなりましたが、此方こちらは悲しいかな草履取の身の上