“泊兵”の読み方と例文
読み方割合
はくへい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、逃げなだれた泊兵はくへいぜい後目しりめに自陣の方へ帰りかけるところだった。——それを見ると、休んでいた林冲がまた馬を躍らせて来て。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして軍師呉用の案の下に、七千の泊兵はくへいは、二十二人の領袖りょうしゅうが将として編制され、ここに柴進救出の軍をくり出すことになった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大寨たいさい泊兵はくへいはただちにこの兵図式のもとに泊を離れて遠く平野に出て行った。見れば、かくあらんと、敵は察知していたかのようである。さくを打ち、木戸を設け、地雷を伏せ、堅陣厚く
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)