“はくへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泊兵33.3%
搏兵33.3%
白兵33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、逃げなだれた泊兵はくへいぜい後目しりめに自陣の方へ帰りかけるところだった。——それを見ると、休んでいた林冲がまた馬を躍らせて来て。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして軍師呉用の案の下に、七千の泊兵はくへいは、二十二人の領袖りょうしゅうが将として編制され、ここに柴進救出の軍をくり出すことになった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
休息の地のないままに一夜泥濘でいねいの中を歩き通したのち、翌朝ようやく丘陵地に辿たどりついたとたんに、先廻さきまわりして待伏せていた敵の主力の襲撃にった。人馬入乱れての搏兵はくへい戦である。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
やがて、進軍、塹壕ざんごう白兵はくへい戦、手擲弾しゅてきだん。砲声が聞えてくる。爆撃機のうなりが空をおおう。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)