“泊軍”の読み方と例文
読み方割合
はくぐん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうあろうとは、すでに賊の泊軍はくぐんでは、知っていたことらしい。つまりおあつらえのツボにはまったわけである。たちどころに、その行く手を声海嘯こえつなみがくるんでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寄手の泊軍はくぐん、宋江の指揮下では、もう短兵急な猛攻は止めていた。東、西、北の三門はかたい包囲下においていたが、わざと南大門の一方だけはあけておき、自由に往来させている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
窮鳥きゅうちょう梁山泊りょうざぱくに入って、果然かぜん、ついに泊軍はくぐんの動きとなる事
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)