“はくぐん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白軍66.7%
泊軍33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「オイ、許してやれよ」フョードル参謀が声をかけた、「いくら白軍はくぐんの新兵器が恐ろしいといったって、あまり狼狽ろうばいしすぎるのはよくない……」
(新字新仮名) / 海野十三(著)
しまいには戦争が生んだ一種の精神病患者と認められて、白軍はくぐんの隊からい出されてしまったのです。
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
こうあろうとは、すでに賊の泊軍はくぐんでは、知っていたことらしい。つまりおあつらえのツボにはまったわけである。たちどころに、その行く手を声海嘯こえつなみがくるんでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寄手の泊軍はくぐん、宋江の指揮下では、もう短兵急な猛攻は止めていた。東、西、北の三門はかたい包囲下においていたが、わざと南大門の一方だけはあけておき、自由に往来させている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
窮鳥きゅうちょう梁山泊りょうざぱくに入って、果然かぜん、ついに泊軍はくぐんの動きとなる事
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)