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治下
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ちか
ふりがな文庫
“
治下
(
ちか
)” の例文
「どこに住んでも、——ずいぶんまた方々に住んで見たんだがね。僕が今住んで見たいと思うのはソヴィエット
治下
(
ちか
)
の
露西亜
(
ロシア
)
ばかりだ。」
彼 第二
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
三家か将軍家のほかは、似せても用いられなかった葵の紋に、こういう畏敬とも恐れともつかない衝動をうけるのは、徳川
治下
(
ちか
)
に土下座をしつけて来た一般民には生れながらの習性だった。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
前々代五代将軍の綱吉の
治下
(
ちか
)
に起っており、人間を畜生以下のものに規定した
稀代
(
きたい
)
な悪政治のもとに、お袖という悲命な運命児も生れ、お燕という陽なたを知らない宿命の花の
胚子
(
たね
)
もこぼされ
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
勝頼
(
かつより
)
すでに
亡
(
ほろ
)
び、
甲斐
(
かい
)
の
領土
(
りょうど
)
は
主人
(
しゅじん
)
家康
(
いえやす
)
の
治下
(
ちか
)
とあいなっております」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“治下”の意味
《名詞》
他国や政権の支配、統治のもとにあること。
(出典:Wiktionary)
治
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“治”で始まる語句
治
治癒
治療
治承
治部大輔
治兵衛
治之
治部
治世
治郎右衛門