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沙河
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しゃか
ふりがな文庫
“
沙河
(
しゃか
)” の例文
しかし
遼東
(
りょうとう
)
の風に吹かれ、奉天の雨に打たれ、
沙河
(
しゃか
)
の日に
射
(
い
)
り付けられれば大抵なものは黒くなる。
地体
(
じたい
)
黒いものはなお黒くなる。
髯
(
ひげ
)
もその通りである。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのうちに、十月ももう半ばになって、
沙河
(
しゃか
)
会戦の新しい公報が発表された。町の人たちの注意は皆その方に集められて、狐の噂などは自然に消えてしまった。
火薬庫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
普通の人は戦争とさえ云えば
沙河
(
しゃか
)
とか
奉天
(
ほうてん
)
とかまた
旅順
(
りょじゅん
)
とかそのほかに戦争はないもののごとくに考えている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
沙河
(
しゃか
)
会戦中には、農家へはいって一椀の水を
貰
(
もら
)
ったきりで、朝から晩まで飲まず食わずの日もありました。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
沙
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
“沙”で始まる語句
沙汰
沙
沙漠
沙翁
沙魚
沙門
沙弥
沙汰止
沙原
沙金