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沈毅
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ちんき
ふりがな文庫
“
沈毅
(
ちんき
)” の例文
高潔
沈毅
(
ちんき
)
な鼻の表現に万軍の信頼を集めつつ、天地を震撼する大魔王の鼻を一撃のもとに打ち砕いた英雄がありました。
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そもそも富士男君の
寛仁大度
(
かんじんたいど
)
、ゴルドン君の
慎重熟慮
(
しんちょうじゅくりょ
)
、ドノバン君の
勇邁不屈
(
ゆうまいふくつ
)
、その他諸君の
沈毅
(
ちんき
)
にして
明知
(
めいち
)
なる、じつに
前代未聞
(
ぜんだいみもん
)
の
俊髦
(
しゅんぼう
)
であります。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
本来、
沈毅
(
ちんき
)
にして、忠実なる犬であればあるほど、人見知りをすべきはずのものである。真に沈毅にして、勇敢にして、忠実なる犬は、二人の主というものを知らない。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
哲学者風の重厚
沈毅
(
ちんき
)
に加えて革命党風の精悍剛愎が
眉宇
(
びう
)
に
溢
(
あふ
)
れている
状貌
(
じょうぼう
)
らしく考えていた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
然るにいよいよ新任提調として出頭するや、一同は皆
瀟洒
(
しょうしゃ
)
たる風流才人を見るべく想像していたに反して、意外にも
状貌
(
じょうぼう
)
魁偉
(
かいい
)
なる重厚
沈毅
(
ちんき
)
の二葉亭を迎えて一見忽ち信服してしまった。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
柳がダイヤモンドに立ったとき群集は一度に
喝采
(
かっさい
)
した。実際柳の風采、その
鷹揚
(
おうよう
)
な態度はすでに群衆を
酔
(
よ
)
わした。それに対して小原の剛健
沈毅
(
ちんき
)
な
気宇
(
きう
)
、ふたりの対照はたまらなく美しい。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
いまのやつらはへそを
軽蔑
(
けいべつ
)
するからみな
軽佻浮薄
(
けいちょうふはく
)
なのだ、へそは力の中心点だ、人間はすべての力をへそに集注すれば、どっしりとおちついて威武も
屈
(
くっ
)
するあたわず富貴も
淫
(
いん
)
するあたわず、
沈毅
(
ちんき
)
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
沈
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
毅
漢検準1級
部首:⽎
15画
“沈毅”で始まる語句
沈毅英邁