“俊髦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅんぼう60.0%
しゅんもう20.0%
しゆんばう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そもそも富士男君の寛仁大度かんじんたいど、ゴルドン君の慎重熟慮しんちょうじゅくりょ、ドノバン君の勇邁不屈ゆうまいふくつ、その他諸君の沈毅ちんきにして明知めいちなる、じつに前代未聞ぜんだいみもん俊髦しゅんぼうであります。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
彼女が米八の昔は、時の人からたった二人の俊髦しゅんもうとして許された男——末松謙澄すえまつけんちょう光明寺三郎こうみょうじさぶろう——いずれをとろうと思い迷ったほど、思上った気位で、引手あまたであった。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
梅児冢ばいじちようあたりへ之散行、さて/\羨しく候。ことに弱冠前後の俊髦しゆんばうを携たるをや。私は児なし。養子もとかく相応せず。才子過て傲慢、こまり申候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)