“江海”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がうかい33.3%
こうかい33.3%
カウカイ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水のひくき方にかたぶくがごとし。一二三夜に昼にゆきくとむときなし。ただ一二四閑人むだびと生産なりはひもなくてあらば、一二五泰山たいざんもやがてひつくすべし。一二六江海がうかいもつひに飲みほすべし。
軍学の蘊蓄うんちくは当代屈指のひとりと数えられ、戦うや果断、守るや森厳しんげん、度量は江海こうかいのごとく、その用兵の神謀は、孔明、楠の再来とまで高く評価している武辺ぶへんでもある。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
軍ヲ見給フコト、神ノ如ク、戦フヤ果断、守ルヤ森厳、度量ハ江海カウカイノ如ク、オン眼ハ常ニナゴミ給ヒ、イカナル困難ノ時ニアリトモ、イタヅラニ狂躁キヤウサウ御唇オクチヲヒラキ給ヘルタメシアルコトヲ知ラズ
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)