永世えいせい)” の例文
そのしつは当時家中かちうきこえし美人なりしが、女心をんなごころ思詰おもひつめて一途に家を明渡すが口惜くちをしく、われ永世えいせい此処このところとゞまりて、外へはでじと、その居間に閉籠とぢこもり、内よりぢやうおろせしのちは、如何いかにかしけむ
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
永世えいせいに浮かばぬ人となってほろびるであろう。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)