水引草みづひきさう)” の例文
その尾花をばな嫁菜よめな水引草みづひきさう雁來紅ばげいとうをそのまゝ、一結ひとむすびして、處々ところ/″\にその屋根やねいた店小屋みせごやに、おきなも、うばも、ふとればわかむすめも、あちこちに線香せんかうつてゐた。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
稗草にをりふしあかくそよめくは水引草みづひきさうか交りたるらし
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)