“氣疎”の読み方と例文
新字:気疎
読み方割合
けうと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で何事に依らず氣疎けうとくなツて、頭髪かみも埃にまみれたまゝにそゝけ立ツて、一段とやつれひどく見える。そしてしきりと故郷を戀しがツてゐる。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
勝は外を通つてる人の聲を聞いても時々氣疎けうといことがありますぞな。ようあんな下卑たことを大きな聲で喋舌しやべつて、げら/″\笑つて居られると愛相あいそが盡きてしまふ。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
あな、氣疎けうとしや、いきほひはすべてえけり
あはれ今 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)